2015年7月24日金曜日

えー毎度ばかばかしいエントリーはウナギの話ってことでPart.2

 えー、Part.1を書いてから早一年。
 またも土用丑の日がやって参りやした。


 あん時はニホンウナギが環境省のレッドリストに載るってんで、そりゃあもう大騒ぎ。
 スーパーかウナギが消える!ウナギ専門店は軒並みつぶれる!もう庶民の口にはウナギが食べられなくなる!
 などなど。
 で、いかがでした?ウナギ、食べられなくなりました?
 相変わらずスーパーでも売ってるし、牛丼屋はうな丼のフェアとかやってるし、ウナギ専門店は何事もなかったように営業しておりますな。どこかつぶれたりするのかな、と案じておりましたが、いやあ、私の周りでは一軒もつぶれていません。
 去年のエントリーで書いたとおり、レッドリストに載ったからって、すぐに食べられなくなるってことじゃないんです。今までほったらかしだったけど、密輸とかちゃんと調べるよ、てことなんで、日本のウナギ市場が密輸だらけじゃない限り、そんなご大層な影響はないんですな。

 とはいえ、ウナギが減ってきてるのは確かなんで、その辺は気にしておいた方がよろしいかと。
マルティヌス四世
一三世紀のローマ教皇マルティヌス四世って御仁は、ウナギを白ワインに溺れさせて、それを焼いて喰うのが大好きだったそうで。
 あれですな、柳川のどぜうを酒に入れて殺すのと似てますな。「柳川のどじょうじゃあるめえし、酒で死んでたまるか」てのは誰のまくらでしたっけ。
 まあとにかく、この教皇様はウナギをがっぱがっぱ喰ったもんだから、ダンテが『神曲』でもって、大食いの罪で煉獄に堕としてます。
 ゆめゆめ、「よーし、ローマ風蒲焼きを新メニューに!」とか考えちゃ行けません。地獄に堕ちますぞ。

 

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